2018.4.17 バイタミックスでひろがる!料理のプロが教えるおいしいスペシャルレシピ Vol.5 バイタミックスでひろがる! 食通たちも注目する、今話題のお店のシェフや旬な料理研究家たちが、バイタミックスを使ったおいしいスペシャルレシピを考案し伝授!オリジナリティ溢れる新しい美味しさを毎週お届けします。 今週も、美食家が集う広尾の隠れ家イタリアン「Melograno」のオーナーシェフ 後藤祐司さんがとびっきりのレシピを指南!最終回となる第5回目は、イタリアンの定番ドルチェです。
バイタミックスは、料理の幾つもの「ひと手間」を簡単にしてくれる凄腕ツール 「連載ラストのレシピは、おうちイタリアンを締めくくるにふさわしい定番ドルチェ、プラリネのセミフレッドの作り方をご紹介します。
セミフレッドとはイタリア語で、“Semi =半分・Freddo = 冷たい”という意味。これ、いわゆる半解凍のアイスケーキです。バイタミックスを使うと、プラリネを粗く挽くのも瞬間だし、面倒なメレンゲ作りやホイップクリームだって時間を掛けずにできてしまう。だから、こんな凝った印象のドルチェもあっという間に完成です。最後の工程で、メレンゲを加える際にスパチュラでさっくりと混ぜる。これが、ふんわり優しい口当たりに仕上げるポイントです」
<< 今週の一皿 No.05 >>
プラリネのジャリっとした食感と Recipe 5
- 材料(12名分) -
A B 生クリーム…200cc(冷蔵庫で冷やしておく) 卵白…4個分(冷蔵庫で冷やしておく)
- 作り方 - <A> ① ヘーゼルナッツとアーモンドをローストする。 ② バットにクッキングシートを敷いておく ③ 鍋にグラニュー糖と水を入れて強火にかけ、鍋をゆすりながら均等に火が入るように煮詰めたら、①を投入し、キャラメリゼして②に取り出して冷ます。
④ 冷ました③をバイタミックスのコンテナに入れ、15秒~20秒ほど撹拌し粗く砕く。
<B> ① コンテナに卵白とグラニュー糖を入れ、パルススイッチで撹拌しメレンゲを作る。 ② 生クリームをコンテナに入れて約20秒ほど撹拌しホイップしておく。
③ 卵黄とアマレットをコンテナに入れ、ホットスープモードで5分ほど撹拌する。
④ ③にマスカルポーネチーズを加え、さらにホットスープモードで2分ほど撹拌する ⑤ ④のコンテナにAのプラリネと②の生クリームを加え、スパチュラでさっくりと混ぜ合わせる。 ⑥ ⑤のコンテナに①のメレンゲを数回に分けて加え、パルススイッチで数秒間撹拌していく。
⑦ ⑥を容器に入れて冷蔵庫でひと晩冷やす。
⑧ 大きめのスプーンでさっくりとお皿に盛り付け、上からカラメルソースをかけて完成。
PROFILE 1979年、千葉県生まれ。広尾でパスタ店を営む父親の背中を見て育ち、16歳で、幼少期から馴染みのあったイタリア料理の道を志す。専門学校を卒業後、都内のリストランテ 「クローチェ・エ・デリッツィア」等で修行し、外苑前「カミネット」を経て27歳でイタリアへ渡る。シチリア州ラグーザの「リストランテ・ドゥオーモ」で1年、ウンブリア州ペルージャの「オステリア・バルトロ」で2年、計3年間の修行を積んで腕を磨き、帰国後、白金台「ビッフィテアトロ」で4年間シェフを務め、2015年に独立。同年9月、広尾に「Melograno」をオープン。
広尾商店街から明治通りに抜ける道にひっそりと佇むレストラン「Melograno」。店名の“メログラーノ”は、イタリアで幸福や繁栄の象徴なんだそう。
後藤シェフがミラノで多くのお店を見て回り、自身のインスピレーションに拘ってリノベーションされた店内は、重厚すぎず、トラットリア過ぎず、照明や空間センスも抜群!
店内の奥は開放感のあるオープンキッチン。ここは上質でありながら、肩肘張らずに自然体で過ごせる陽気なイタリアンレストラン。
「Melograno」
Text by Tamiko Oizumi
【メイキングムービー】
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