2018.4.18 新海秀次さんのお米 ~50年かかって作り上げた無農薬栽培のお米~
つくり手の真心がいっぱい込められた、美味しい無農薬栽培のお米をお届けします!
新海秀次さんのお米 4,320円(税込)
「豊かな環境で育つからからこそおいしい!ここまでのお米をつくるのに50年かかったよ」(新海さん) 「日本では戦後の高度経済成長期以降、農業の近代化が推進されて、農薬や化学肥料を使った農業生産方式が採られてきた。でも結局それが環境を汚染して自然の生態系を崩してしまったんだよね。いつからか、以前は毎年田んぼに飛来していた白鳥や雁が現れなくなり、よく見かけていたはずの雀や、ほかの小さな生き物たちもだんだん見られなくなった。土地もどんどん痩せていき、気がついた頃には、自分が子供の頃から見慣れていた田んぼの風景が全く違う景色になってしまっていたんです。それである時、田畑が悲鳴をあげている気がしてね。ついには人体をも汚染していく農薬の恐ろしさに気がつき、約20年前から無農薬にこだわった米づくりをスタートしたんですよ」
このコシヒカリは、新海さんの無農薬栽培に対する弛まぬ努力、探求心、そして豊かな経験が作り出した賜物 現在75歳になる新海さんが従来の生産性重視だった米栽培方式を止め、農薬・化学肥料・除草剤を一切使わず、安全で安心して食べられる米作りをスタートさせたのは55歳の時。 それから20年もの長きにわたり、新海さんは、過去に失った自然を取り戻し、健全な生態系の環境を回復させたい!そんな想いを胸に無農薬栽培を研究し続け、たゆまぬ努力と試行錯誤を重ね、美味しいお米に最も大切な「豊かな土壌づくり」に真摯に向き合ってきました。そしてじっくりと時間をかけ、そこから誕生したのがこの新海さん自慢の“コシヒカリ米”です。
千葉県の北部、北総大地にある利根川下流域に沿って広がる低地。豊かな水資源に恵まれた印旛郡栄町は古くから農業が盛んだったエリア。
「うまい米ができるかどうか?それはいかに豊かな土壌が作れるかどうかなんだよ。それで8割方は決まる。堆肥もいろいろあるが、自生の草を100%原料に、微生物の力を借りて土にした草堆肥に勝るものはないね」(新海さん)
【新海さんのお米の美味しさの秘密】 それは、昔から行われてきた伝統的な農耕技術を応用し、利根川の土手周辺に自生している野草を原料にオリジナルの有機堆肥(野草堆肥)を使った草栽培にあります。 【お米ができるまでのながれ】 <3月~4月> <5月> <6月~7月> <8月> <9月>
冬季湛水・深水管理・除草剤は使わない。本当に健康な稲は病気にならないし、虫も寄ってこない 【新海さんが丹精込めて育てたコシヒカリの特性】
「日本で美味しいお米として最も親しみのある品種といえば、やっぱりコシヒカリ。今はブランド米やらいろんな品種があるけどね、炊き立てのお米だったら大抵どれをとってもおいしいもの。でも本当にうまいコメっていうのはね、冷めても美味しい!冷めてもうまい!って思える米なんだよ」(新海さん) 「ほら、旨いものって毎日食べると飽きがくるでしょ。でも僕が手掛けるコシヒカリは、1週、2週……そう、うまいのになぜか、毎日食べても全然飽きが来ない味なんだよ」(新海さん)
有機栽培生産者 1942年、千葉県生まれ。農家の血を受け継ぎ、お米作りに携わり50年。約20年前から、本来の自然の循環を取り戻すべく、循環農法を実践している有機栽培生産者。新海さんのお米作りの熟練された技術力には定評があり、有機・無農薬米の田植え、除草、稲刈りの耕作指導者としての顔も持つ。
農薬、化学肥料、除草剤を使わなくなった土壌には再び、白鳥が戻り、2017年には地区全体で約1,000羽の白鳥が飛来してきたそう。
三重県の伊勢神宮で毎年10月に執り行われる五穀豊穣を感謝する神嘗祭には、新海さんもその年の最初に収穫した新米の稲穂を奉納しているそう。
農薬、除草剤、化学肥料は一切使わない!つくり手に感謝したくなる。そんなお米です。 自然の栄養を十分に吸収した 名称:単一原料米
新海秀次さんのお米 4,320円(税込)
Text by Tamiko Oizumi |