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2020.1.21

―ゴースト血管― 血管の名医が教える! ヘルシーコラム Vol.2

topics

特集1

血管の名医が教える!ヘルシーコラム
『元気のもとは血管が元気であること!』

 

第2回
―ゴースト血管―

特集2

■血管が消えて無くなるゴースト血管は、さまざまな血管病の原因

心臓から出た大動脈(太い血管)はどんどん分岐し、やがて小動脈という細い血管になります。そして、さらに細い毛細血管となり細胞の中に網の目状に広がります。毛細血管はか弱い構造になっていて、太さは0.005~0.02㎜程度ですから、強い力が加わるとすぐに破れてしまいますし、詰まりやすいという弱点があります。血圧や血糖値が高くなると毛細血管はダメージを受け、破れたり切れたりすることで機能がストップ!その毛細血管は消えて無くなってしまうのです。これを「ゴースト血管」と呼んでいます。毛細血管がゴースト化すると、その周囲の細胞に酸素や栄養素が供給されなくなります。これが冷え性や認知症をはじめとする、さまざまな血管病の原因です。

では、ゴースト血管になっていないか、自分で簡単にチェックできる方法をご紹介しましょう。右手の親指の爪で左手の親指の爪を強く押してください。押されたところが白く変わりますね。5秒ほど押したら、パッと離します。この時にその白みがすぐに消えれば健康な証拠です。逆になかなか消えなければ、ゴースト血管になっている可能性があります。

 

特集3

■ゴースト血管の2大原因は、ドロドロとイライラ

原因のひとつは、血液がドロドロになり、毛細血管の中を流れることができなくなることです。血液中には有形成分として、赤血球、白血球、血小板があります。赤血球は血糖値が高くなると互いにくっつきやすくなり、毛細血管を通りづらくなります。白血球はタバコや寝不足などにより酸化し、粘性を持ってしまう性質があります。血小板はアルコールの飲み過ぎや糖分の摂りすぎにより凝集しやすくなり、固まると血栓となります。これらの要因で血液はドロドロになり、流れづらくなってしまうのです。

もうひとつの原因はストレスです。人間は温度の変化に対応するため、血管を拡張・収縮させて体温調節を行っています。真夏に暑い屋外とエアコンが効いた部屋に出たり入ったりすることも、血管にとってはストレスになります。また、仕事や人間関係などのストレスがかかるとアドレナリンなどの興奮物質が分泌され、血管を収縮させます。そのたびに毛細血管は負担を強いられ、消えていくのです。

特集4

次回は、ゴースト血管の再生も期待できる、魔法の物質についてお話しします。

※本コラムは、書籍「やわらか血管健康法」(監修 / 医学博士 板倉弘重)の記事を再構成したものです。

 

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出典
「やわらか血管健康法」サプライズBOOK

監修:医学博士 板倉弘重
東京大学医学部卒。品川イーストワンメディカルクリニック院長。国立健康・栄養研究所名誉所員。

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