【神無月の薬膳】季節の手仕事でマインドフルネス「栗の渋川煮」

【神無月の薬膳】季節の手仕事でマインドフルネス「栗の渋川煮」

急に肌寒くなりましたね。寒さで不調を感じる日は、腎を補う「栗」で「栗の渋皮煮」はいかが?季節の手仕事でマインドフルネスな時間を過ごすのもおすすめです。

*薬膳ポイント*

「栗」の薬膳的働きは、補腎・強筋・活血など。加齢による不調、お肌のくすみ、目の下のクマなどが気になる方におすすめの薬膳食材です。栗の渋皮部分には抗酸化作用のあるタンニンが豊富。エイジングケアを狙うには、渋皮もいただく「渋皮煮」がおすすめです。栗の鬼皮を剥く作業、工程⑤のお掃除作業などはちょっぴり手間ではあるけれど、無心で何かに没頭することはマインドフルネスにも。

【神無月の薬膳レシピ】栗の黒糖渋皮煮

[材料]
栗 14個
重曹 小さじ2
黒砂糖 170g程度(※渋皮状態の栗の重量の60%)
洋酒(ラム酒やブランデー等)小さじ1

[つくりかた]
❶栗を熱湯に10分浸してざるにあげ、渋皮に傷がつかないよう気をつけながら鬼皮をむく。
※渋皮に傷がつくとその部分から煮崩れるので注意。
※渋皮の状態で重量を計っておく。

❷BUYDEEM薬膳マルチポットに、栗、重曹(小さじ1)、水600mlを入れ、蓋をして10分ボタンとスタートを押す。

❸アラームが鳴ったら、静かに水を入れ替えて、重曹(小さじ1)を入れ、蓋をして10分ボタンとスタートを押す。

❹アラームが鳴ったら、静かに水を入れ替えて(重曹は不要)、蓋をして10分ボタンとスタートを押す。これをもう1回繰り返す。

❺アラームが鳴ったら、栗を優しくぬるま湯にとり、黒く残った筋をつまようじで撫でるようにして掃除する。

❻綺麗に洗ったポットに、栗、半量の黒砂糖、ひたひた量の水を注ぎ、クッキングシートの落とし蓋をして10分ボタンとスタートを押す。5分くらい経ったら、残りの黒砂糖と洋酒を加える。

❼アラームが鳴ったら、粗熱がとれるまでそのまま放置した後、煮汁ごと清潔な容器に入れて冷蔵保管する。一晩おくと風味が増す。

薬膳料理家
タナカトウコ