Vitamix × Chillmatic Hamburger 塩田大治 インタビュー

Vitamix × Chillmatic Hamburger 塩田大治 インタビュー

Chillmaticオーナーシェフ塩田大治が語る、バイタミックスとの出会いと店での活用法。自家製ソースやマスタードに、素材そのままの味と香りを引き出す使い方を紹介。

オーナーシェフ・塩田大治が語る、料理の原点と“20年の相棒

Chillmatic – Hamburger & Bistro の厨房で、ひときわ存在感を放つブレンダーがある。それが、塩田大治シェフが20年以上寄り添ってきた「Vitamix(バイタミックス)」だ。

今回公開したインタビュー動画では、塩田シェフが自身のルーツから、現在の店での使い方まで、じっくりと言葉を紡いでくれた。本記事では、その内容をより深く伝える“ジャーナル記事”としてお届けする。

父の背中とともにあった、最初のVitamix

塩田シェフの原点は、幼い頃にある。
フランス料理人として働く父の姿を、物心ついた頃からそばで見ていた。

「父がフルーツをそのまま入れてジュースにしていたのを、すごくよく覚えてます」

それが、彼にとっての“バイタミックスとの最初の出会い”。
高校を卒業し、自然と父と同じフレンチの世界へ入った塩田シェフは、修行先の浅草のフレンチレストランでもまた、Vitamixと向き合うことになる。

「修行時代から数えると、もう20年以上使っているミキサーですね」

もはや“調理器具”というより、キャリアを並走してきたパートナーのような存在だ。

香り”を引き出す、Chillmaticの自家製マスタード

Chillmatic の料理が持つ、食欲をそそる奥行き。そのひとつに、店で手作りしている自家製マスタードがある。

調理したビネガーに漬け込んだマスタードシードを、つぶしながら香りを立たせ、食感を残しつつ少しだけ攪拌する。その繊細な加減に、Vitamix のスピードとパワーが欠かせない。

「強いスピードで回すことで香りが立ちやすくなるし、つぶつぶの食感も残せる。うちのマスタードは、それをバイタミックスで作っています」

シェフが求める“香りと食感の共存”を再現できるのは、長年使い続けた経験があるからこそだ。

素材を丸ごと活かす──自家製ソースとVitamix

Chillmaticの料理のもう一つの特徴は、すべて手作りする自家製ソース

トマトや玉ねぎなどの野菜は、皮も繊維も取り除かず、じっくり煮込んで旨みを凝縮。それらを滑らかにまとめるのも、やはりVitamixの仕事。

「皮ごと、繊維ごとでも滑らかになるので、素材をそのまま使えるんですよね」

食材の無駄が出ないだけでなく、素材本来の味わいがそのままソースの厚みへと変わる。お客さまが「美味しい」と感じる理由のひとつには、そんな“素材を生かす”工夫がある。

料理とカルチャーの交差点で

父の背中から始まった料理の道。
浅草のフレンチでの修行、NYスタイルのグリルやバーガーでの経験。
そして現在は、奥渋・神山町で Chillmatic – Hamburger & Bistro を営みながら、音楽やファッションのイベントにも呼ばれる存在へ。

ストリートカルチャーの空気をまといながら、確かな技術と味で魅了し続ける塩田大治。
そのキッチンには、今日も変わらずVitamixが回り続けている。

「素材の良さをそのままお客様に届けられる。それが一番うれしいです」


インタビュー動画はこちら


Profile|塩田 大治(Shioda Daiji)

1987年、東京都台東区生まれ。
浅草のフレンチ「ラ・シェーブル」「オーベルジュ アンドラ・モンターニュ」を経て、2018年より米澤文雄監修「The burn」に移籍。
その後「THE GOOD VIBES」「THE GOOD VIBES VEHICLE」で料理長兼責任者を務め、企画・運営からメニュー開発まで広く携わる。
満を持して Chillmatic – Hamburger & Bistro を開業。移転を経て奥渋・神山町へ。
2024年に Lil’matic – Chicken over rice、2025年7月に café paro paro をオープン予定。
音楽やファッションなど、食の枠を越えた活動も広がっている。

公式サイト:nocode.co.jp/chillmatic/
Instagram:@chillmatic_tokyo

Naru・entresquare編集部