「いつかは欲しい憧れの家電、バイタミックス(Vitamix)。」
でも、いざ買おうとするとモデルがいくつもあり、価格も数万円〜10万円以上と幅広いため、「結局どれを選べばいいの?」「高いモデルと安いモデルで何が違うの?」と迷ってしまいませんか?
決して安い買い物ではないからこそ、自分のライフスタイルに合わない機種を選んで後悔したくないですよね。
バイタミックス愛用者の筆者の視点から、現行モデルの機能・スペック・使い勝手を徹底比較。カタログスペックを見るだけでは分からない「リアルな選び方」を解説します。これを読めば、あなたのキッチンに迎えるべき1台が必ず見つかります。
目次
結論から:あなたにおすすめのVitamixはこれ【タイプ別診断】
詳細な比較に入る前に、ズバリ「誰にどれがおすすめか」を結論からお伝えします。現在のバイタミックスは大きく分けて3つのシリーズがありますが、迷ったら以下の基準で選べば間違いありません。
- 【迷ったらコレ】コスパ・性能・安全性のバランス最強モデル
👉 V1200i
理由:最新の「自動検知システム」と「デジタルタイマー」を搭載しながら価格は抑えめ。毎朝スムージーを飲む人に最適解。 - 【最高峰】デザイン・機能すべてに妥協したくない方
👉 Ascent(アセント)シリーズ A3500i
理由:タッチパネル搭載、自動プログラムモード付き。高級感があり、ボタン一つでお任せ調理したい方向け。 - 【入門・少人数】価格重視&コンパクトなサイズが良い方
👉 E310
理由:必要最低限の機能で価格が手頃。1.4Lコンテナで小回りがきき、アナログ操作で機械が苦手でも操作しやすい。
そもそも何が凄いの?「8つの機能」と「圧倒的パワー」
他社のミキサーとバイタミックスの決定的な違いは、その「粉砕力」と「多彩な機能」にあります。
アボカドの種まで砕く「圧倒的なパワー」
一般的なミキサーの数倍〜数十倍のパワーを持つ強力なモーターと、特殊なステンレスブレードが、食材を細胞レベルまで粉砕します。
これにより、野菜や果物の皮、種に含まれる栄養素(フィトケミカル)まで摂取可能に。「ただの野菜ジュース」ではなく、栄養吸収率の高い「ホールフード」生活が手に入ります。
1台で8役をこなす万能調理家電
バイタミックスはただ「混ぜる」だけではありません。以下の8つの機能を1台でこなします。

混ぜる(Smoothie): 驚くほど滑らかなスムージー。

冷やす(Frozen): 凍った食材でヘルシーなジェラート。

温める(Soup): コンテナ内の摩擦熱だけで、熱々のスープが完成。

つぶす(Mash): 離乳食や介護食作りに最適。

刻む(Chop): みじん切りも一瞬(フードプロセッサー代わり)。

挽く(Grind): お米を米粉に、コーヒー豆を粉に、ナッツをバターに。

砕く(Crush): ロックアイスも瞬時にカキ氷やアイスクリームに。

こねる(Knead): パンやピザの生地ごねも可能。
【徹底比較】現行主要モデルの違いと特徴
現在、日本国内の正規代理店で取り扱われている4モデルの特徴を深掘りします。
1. Ascent(アセント)シリーズ【A3500i / A2500i】
最新テクノロジーを搭載した最上位シリーズです。
- 特徴: 蓋が透明で中が見やすく、コンテナをセットしないと動かない「インターロック機能(安全ロック)」を搭載。小さなお子様がいる家庭でも安心です。
2. Venturist(ベンチュリスト)シリーズ【V1200i】
「Ascent」の機能を持ちつつ、デザインをシンプルにしたハイブリッドモデルです。

- 特徴: Ascentシリーズと同じく「自動検知機能」と「インターロック機能」を搭載し、安全性とパワーを両立しています。
- 操作: 最大の特徴は「デジタルカウントダウンタイマー」。時間をセットすれば自動で止まるため、スムージーを作っている間に他の家事ができます。


3. Explorianシリーズ【E310】
機能を絞ったクラシックなデザインのエントリーモデルです。

- 特徴: コンテナ容量が1.4Lと小さく、本体サイズもコンパクト。
- 操作: 完全なアナログ操作(ON/OFFスイッチとスピードダイヤルのみ)。直感的に使えますが、自動タイマーや安全ロック機能(InterLock)はありません。


スペック比較表
各モデルの数値的な違いをまとめました。特に「操作方法」「自動メニュー」「保証期間」にご注目ください。
| 機種 | A3500i | A2500i | V1200i | E310 |
|---|---|---|---|---|
| シリーズ | Ascent (最上位) | Ascent (上位) | Smart (高機能) | Explorian (小型) |
| 価格帯(税込) | 160,000円 | 120,000円 | 77,999円 | 88,999円 |
| サイズ (幅×奥×高) | 20.3×27.9 ×43.2cm | 20.3×27.9 ×43.2cm | 20.3×27.9 ×43.2cm | 19.0×22.0 ×44.0cm |
| コンテナ | 2.0L | 2.0L | 2.0L | 1.4L |
| 操作方法 | タッチパネル +ダイヤル | スイッチ +ダイヤル | スイッチ +ダイヤル | スイッチ +ダイヤル |
| 自動メニュー | あり (5種類) | あり (3種類) | なし | なし |
| タイマー | あり (デジタル) | あり (デジタル) | あり (デジタル) | なし |
| 安全機能 (InterLock) | 〇 あり | 〇 あり | 〇 あり | × なし |
| 保証期間 | 10年 | 10年 | 10年 | 5年 |
後悔しないための「選び方」4つのポイント
スペック表だけでは見えてこない、購入時に重視すべきポイントを解説します。
1. 「高さ」のある置く場所を確保する
Vitamixは海外製のため、背が高いです。日本のキッチンの吊戸棚の下に収まらないケースがあります。
- A3500i / V1200i: コンテナが低重心タイプで、高さ約43cm。
- E310: コンテナは小さいですが、意外と高さがあり約44cm。
※キッチンの高さがある置き場所を確保してから購入しましょう。
(毎日つかうモノなので、使う度にしまわず、ずっと出しておける事が大事です。)
2. 「自動プログラム」は必要か?
「朝、ボタン一つでスムージーを作って、その間に身支度をしたい」という方は、自動で最適な撹拌を行って止まるA3500iが最強です。
一方で、自分でスピードをコントロールしたい玄人志向の方は、E310やV1200iのマニュアル操作でも十分に楽しめます。
3. 忙しい人に必須の「タイマー機能」
実は、最も満足度を左右するのがこの「カウントダウンタイマー機能」です。
E310はずっと側についてスイッチを切る必要がありますが、V1200iとA3500i、A2500iは「1分」とセットすれば勝手に止まってくれます。
毎朝の忙しい時間、ブレンダーの横で待機しなくて良いのは想像以上のメリット。「いつも同じ滑らかさに仕上がる(再現性が高い)」という点でも、タイマー付きモデルが圧倒的におすすめです。
4. 保証期間の長さ
Vitamixは耐久性が売りですが、保証期間はモデルによって異なります。
AscentシリーズとV1200iは「10年保証」、E310は「5年保証」です。価格差はありますが、10年使えることを考えると、上位モデルの方が長期的なコスパは良いと言えます。
まとめ:あなたの一生のパートナーになる1台を選ぼう

Vitamixは単なるミキサーではなく、ライフスタイルを変える「調理器具」です。
- 予算を抑えつつ、シンプルで簡単な操作にスムージーを楽しみたい → E310
- タイマー機能で時短したい、賢い選択をしたい → V1200i (★筆者イチオシ)
- キッチンを彩る最高級のデザインと全自動機能が欲しい → A3500i、A2500i
迷っている方は、10年保証があり、デジタルタイマーで忙しい朝も助けてくれる「V1200i」を選ぶのが、最も後悔が少ない選択肢と言えるでしょう。
毎日の食事を、Vitamixで健康的かつ時短に変えてみませんか?
Naga・entresquare編集部















