最近、健康数値が気になる方の間で「無塩スープ(塩なしスープ)」がトレンドになっています。
塩分を控えることは、高血圧予防やむくみ解消の第一歩。しかし、「味が薄くて続かない」「野菜を刻んで煮込むのが面倒」という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
実は、ハイパワーブレンダー「Vitamix(バイタミックス)」を使えば、「無塩でも濃厚で美味しい」かつ「血糖値や血圧ケアに最適な」スープが、わずか5分が出来上がります。
今回は、なぜVitamixのスープが生活習慣病対策に役立つのか、その医学的なメリットと、トマト缶を使って一年中楽しめる簡単レシピをご紹介します。

目次
血圧・血糖値が気になる方にこそ「Vitamixスープ」がおすすめな理由
Vitamixで作るスープ(ホールフードスープ)には、単に「塩が入っていない」以上の健康メリットがあります。特に血圧と血糖値に対して、以下の2つのアプローチが期待できます。
1. 「減塩×カリウム」のダブルパワーで血圧対策

血圧を下げるためには、塩分(ナトリウム)の摂取を減らす「減塩」だけでなく、体内の余分な塩分を外に出す「排塩」が重要です。
- 効率的なカリウム摂取: 野菜に多く含まれる「カリウム」には、ナトリウムを排出する働きがあります。Vitamixは野菜を繊維ごと粉砕するため、茹で汁に栄養が溶け出してしまう鍋料理に比べ、カリウムを無駄なく丸ごと摂取できます。
- 味覚のリセット: Vitamixで素材の味を引き出したスープを続けると、濃い味に慣れた舌がリセットされ、少量の塩分でも満足できる「痩せ味覚」へと変化し、無理なく減塩が続きます。
2. たっぷりの「食物繊維」が血糖値の急上昇をブロック
食事の最初に野菜を食べる「ベジファースト」は血糖値対策として有名ですが、Vitamixのスープはその効果をさらに高めます。
- 繊維を残らず摂取: ジューサーや市販の野菜ジュースは、口当たりを良くするために「食物繊維(搾りかす)」を取り除いていることがほとんどです。しかし、Vitamixは食物繊維を微細にしてすべて残さず摂取できます。
- 糖の吸収を抑制: 豊富な食物繊維が腸壁をガードし、糖質の吸収スピードを緩やかにします。これにより、食後の急激な血糖値上昇(血糖値スパイク)を抑える効果が期待できます。
鍋いらず!「摩擦熱」で完成する究極の時短術
一般的なスープ作りは手間がかかりますが、Vitamixなら「食材を入れてコンテナを回すだけ」です。
ブレード(刃)が高速回転することで生じる「摩擦熱」を利用し、常温の食材から湯気が出るほどの熱々スープを約5分で作り上げます。
- コンロ不要: 吹きこぼれの心配がなく、回している間に他の家事ができます。
- 洗い物が少ない: 鍋もお玉も不要。後片付けはコンテナを洗うだけです。

トマト缶で簡単!「濃厚トマトの無塩ポタージュ」レシピ
生のトマトがない時期でも安定して美味しく作れる、ホールトマト缶を使ったレシピです。
セロリや人参などの香味野菜を加えることで、塩なしとは思えない複雑で奥深い味わいに仕上がります。
【材料(3~4人分)】
- ホールトマト缶:400g(1缶)
- 人参:60g(皮付きのままでOK)
- セロリ:60g(葉が4枚ほど入れるのが美味しくなるポイント)
- カシューナッツ:10粒程度(コク出し用・無塩のもの)
- 水:100ml
【お好みでプラス(風味付け)】
- ドライバジル、オレガノ
- オリーブオイル(リコピンの吸収率アップにおすすめ)
- パセリ(仕上げに)
【作り方】

- 食材の準備
人参とセロリはVitamixに入りやすい大きさに適当にカットします。皮や筋はそのままで構いません。 - コンテナに入れる
水、トマト缶(汁ごと)、人参、セロリ、カシューナッツの順でコンテナに入れます。
※水分の多いものを下に入れるとブレードが回りやすくなります。
※ドライハーブを入れる場合はこのタイミングで一緒に入れます。 - ブレンドする
蓋をしっかり閉め、速度1からスタートし、徐々に最高速度(High)まで上げます。 - 温まるまで回す
最高速度で約5分〜6分間回し続けます。摩擦熱でスープが温まり、コンテナの上部から湯気が出てきたら完成です。 - 仕上げ
器に注ぎ、お好みでオリーブオイルを回しかけたり、パセリを散らしてお召し上がりください。
まとめ:毎日の一杯で身体を整えよう
Vitamixで作る無塩スープは、単なる「薄味のスープ」ではありません。
野菜の持つ「カリウム」や「食物繊維」を余すところなく摂取できる、いわば「飲むサプリメント」のような存在です。
血圧や血糖値が気になり始めたら、まずは1日1杯。
缶詰や冷蔵庫の残り野菜を使って、Vitamixで「美味しい健康習慣」を始めてみてはいかがでしょうか。
Naga・entresquare編集部











