本国アメリカのCORPUS公式Journalから、ブランド哲学がギュッと詰まったストーリーを翻訳してお届けします。
今回のテーマは、別ジャーナル記事「天然香料へのアプローチ」からさらに一歩踏み込んだ、具体的な「調香(フレグランス)の設計図」その深いこだわりをご紹介します!

天然素材から紡ぎ出す、高級フレグランスの調香メカニズム

効果的なナチュラル製品(デオドラント)を作ることは、パズルの1ピースに過ぎません。 もう一つの、そして同じくらい重要なピースは、クリーンでヴィーガンな成分というブランド哲学を抱きながら、従来の高級香水と肩を並べる「天然の香り」を作り出すことです。
世の中には製品ラベルに「香料」「天然香料」あるいは「香水」と誇らしげに掲げているブランドもありますが、成分リストを注意深く見てみると、潜在的に有害な化学物質や、合成成分が組み合わされて使用されていることに不安を覚えるかもしれません。
しかし、ナチュラルでクリーンな製品を選ぶからといって、美しい香りを妥協する必要は一切ないのです。 天然香料を使うことで、むしろより洗練された上質な体験を提供することができます。COUPUSの成分に目を向ければ、ローズ、シトラスの果皮、ベチバーの根といった、複雑でユニークな組み合わせの数々を見つけることができるでしょう。
「香りのピラミッド」で緻密な香りプロファイルを描く

洗練された天然香料を生み出すプロセスは、単にいくつかのエッセンシャルオイルを混ぜ合わせるだけのような単純なものではありません。
CORPUSは、独自の洗練されたブレンドを完成させるために、理想の香りに到達するまで1年以上もの歳月を費やし、何度もフォーミュラ(配合)の修正と変更を繰り返しました。 この挑戦を成功させるために私たちが活用したのが、伝統的な高級香水づくりに用いられる「香りのピラミッド(フレグランス・ピラミッド)」のモデルです。
香りのピラミッドとは、一体どのようなものなのでしょうか?これは大きく「トップノート」「ミドルノート」「ベースノート」の3つの階層で構成されています。

- トップノート(第一印象): 纏った瞬間に、最初に嗅覚を刺激する香りです。 たとえば、オレンジの皮の弾けるようなスパイシーな爽快感や、ラベンダーの心を落ち着かせるアースカラーの香りなどがこれに当たります。 ハーブやシトラス、フルーツなどが代表的で、記憶に残る「最初の印象」を演出する階層です。
- ミドルノート(香りのハート): ピラミッドの中央に位置し、フレグランスの「核(ハート)」とも呼ばれる重要なセクションです。 スパイス、ハーブ、あるいは華やかなフローラルなどがここに分類されます。 トップノートと美しく調和しながら、ピラミッドの土台であるベースノートへと滑らかに繋ぐ架け橋となります。
- ベースノート(香りの土台): フレグランスの基盤となる最下層です。 ムスク、アンバー、ウッド、バニラなどの香りがこれに該当し、肌の上に最も長く残り、豊かで深い余韻をもたらします。
香りは、建築と同じように、パーツを積み重ねて構築されるものです。 天然素材という極めて限定されたパレット(選択肢)の中から、洗練され、かつニュアンスに富んだ香りを生み出すには、互いを引き立て合い、美しく調和する「香り分子」を一つずつ見極めなければなりません。 化学的なクリエイティビティや度重なる実験はもちろんのこと、天然香料の調香はまさに一種の「芸術(アート)」であると言えます。
好みの強さを見つける「CORPUS独自の香りマトリックス」
植物由来の成分をブレンドするプロセスにおいて、香りの性質によって「香りの強さ(インテンシティ)」のレベルはそれぞれ異なります。 人によって、ほのかに優しく香るものを好む場合もあれば、大胆で長く残る香りを好む場合もあるでしょう。
こうした個人の好みに寄り添い、香水業界でよく使われるロマンチックで抽象的なキャッチコピー(バズワード)に惑わされることなく、自分にぴったりの強さを直感的に選べるよう、私たちは「CORPUS香りマトリックス(Scent Matrix)」を開発しました。

CORPUSの商品ページをご覧いただくと、香りの強さが「レベル1からレベル4」の4段階のスケールで表記されているアイテムがあります。 レベル1は非常に繊細でニュアンスのある控えめな香り、レベル4はしっかりと豊かに香る強さを持っていることが、一目でご覧いただけます。
あなたのライフスタイルやその日のアクティビティ、その時の気分に合わせて、この「香りマトリックス」の強度スケールと、構成されている香りノートを参考にすることで、迷うことなく今のあなたに最適なアイテムを選ぶことができます!
※本記事は、CORPUS本国公式Journal「Formulating Fine Fragrances From Natural Materials」を翻訳・編集したものです。
この記事を書いたのは、えむ・entresquare編集部 さんです。









